2015/02/12

JapanBP 2014 TD高橋正篤氏による寄稿文

こんにちは、blog担当の井上です。
今回はJapanBPの感想文を、Tournament Director(実行委員長)を務められた高橋正篤さん(東京大学4年)に寄稿して頂いたので、ご紹介します。


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JapanBP2014のTournament Directorを務めました高橋正篤と申します。
こうして記事を書くほどのことはしていないと思うのですが、大会の裏方の責任者ということで、大会を裏側から見るとどう見えるのかということを書いてみたいと思います。

①大会前
会場確保がメインのお仕事になります。今大会においては二日目の会場として事前に確保していたものが諸事情で使えなくなったということで、急きょ別会場を探すというアクシデントに見舞われました。私はその事実が発覚した時には海外にいたため、実際に別会場を探すのはほかのコミの方々に任せてしまったのですが、パソコンの前で報告を見ながら気が気ではありませんでした。
今回のケースはイレギュラーですので通常は、会場確保には十分な時間があるはずです。
そのほかの仕事としてはほかのコミの方々に対しての指示やチェックをすることがメインになります。

②大会中
大会中はこれといった仕事はなく、全体の指示をするにとどまります。ジャッジの配置やモーションの発表などはACのほうで行うため、当日コミの方と一緒に、各部屋の結果を集めて計算確認をするだけです。ラウンド中は基本的に暇なのでラウンドを見にいったり、差し入れのおやつを食べたりしています。
一日目の夜はブレイクチームを決めるためACの人たちと一緒に結果確認をします。後輩のブレイクを一足先に知れるのはコミの役得といってもいいかもしれません。
二日目も基本的には一日と変わらないので、ラウンドの結果収集以外は基本的に暇です。
大会が終わったらゴミ拾いなど後片付けをしたら終わりです。

③終わりに
こうして書くとすごい仕事がない役職のように思えてきますね。実際TDは全体統括と補佐に当たる仕事なので、こまごまとほかの役職の手助けをすることがありますが、会場確保以外あんまり確固とした仕事はなかったりします。
ただ全体を見ることが大事な役職なので終わった後の達成感はありますし、面白い役職だと思います。幅広く大会運営にかかわることに興味のある方は是非やってみてほしいと思います。

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淡々と書かれていらっしゃいますが、BP最強決定戦のJapanBPは参加チーム数が非常に多く、また特に今回は普段あまり使われない筑波大学での開催ということもあり、ロジ面などでも運営は非常に大変だったと思われます。でも大変そうな素振りを表に見せないところはさすがベテランの高橋TDですね。熱い大会も冷静なコミの皆様が支えて下さらなければ開催できないと思うと1参加者の私は非常に頭の下がる思いがします。高橋TD並びにコミ・ACの皆様、お疲れ様でした!


今回は以上です!

2015/02/11

Japan BP 2014報告

皆さんこんにちは!blog担当の井上です。
今回は12月6日(土)7日(日)と行われたJapan BPの報告です!

Japan BPとは、毎年冬に行われるBPトーナメントです。
年末のWorlds (世界大会)直前ということもあり、また現役学生のみならずベテランのOBOGも参加資格があるため、日本のBP大会では間違いなく最もレベルの高い大会と言って過言ではないでしょう。特に今年はシンガポールからなんと数々の国際大会で素晴らしい実績を残されているImranさんが来日し、ディベーターとして参加され、名スピーチを繰り広げてくださいました。

そのような熾烈なJapan BPの結果は以下の通りです↓↓↓

Champion
Found him on Facebook (Imran Rahim & Toshiaki Ikehara)

Grand Finalist
Sexy Salomon Brothers (Mitsushi Ono & Thomas Mallon)
ICU A (Hirohito Asai & Takuto Kobayashi)
TiTech D (Takeru Uchiyama & Masahiro Ito)

Semi Finalist
ICU B (Marina Nakamura & Riko Onishi)
George’s animal zoo (Yuki Oka & Ayaka Nagasu)
Tokyo C (Tomoaki Tanaka & Yusuke Niitani)
(>_<) (Hitomi Fan Club A) (Akira Kato & Satoru Nabeshima)

Quarter Finalist
KDS D (Kenshin Nakahara & Marius Harnischfeger)
Good Always Wins (Kengo Matsunaga & Ryoya Kurauchi)
Tokyo A (Kanako Hayashi & Yuki Inoue)
Tokyo B (Toshinari Ishikawa & Chikara Mizokami)
Miskatonic University A (Ryotaro Tanaka & Ryo Hayakawa)
ICU C (Yuki Tanaka & Takahiko Kondo)
ICU F (Ken Kuroki & Chiaki Hagimoto)
Schadenfreude (Kowa Niikura & Yonaga Tomoya)

Pre-Quarter Finalist
Hit-U A (Ryo Hoshino & Tomonori Muraoka)
TMU (Chiaki Furukawa & Hiroki Nakajo)
OPU A (Mizuki Kusaka & Taisei Horiba)
Sophia Sirius (Yo Kojima & Keiichiro Furuya)
WAD A (Takenori Hayashi & Masanori Hayashi)
WAD B (Tatsumi Uchiyama & Kazuma Tadakoshi)
ICU D (Hitomi Takai & Jumpei Sekiguchi)
Tokyo D (Hiroaki Mabuchi & Yuka Kawai)

Novice Champion
WAD E (Kohei Toba & Yuki Takada)

Novice Grand Finalist
Tokyo E (Shibuya Hiroyuki & Kazuki Yoshii)
Tokyo F (Yukiha Noda & Atsunaka Fukushima)
Hit-U E (Toshiya Sasaki & Ryoya Dobashi)

Main Best Speakers
1st: Imran Rahim (NUS)
2nd: Toshiaki Ikehara (ICU), Satoru Nabeshima (Kobe)
4th: Kowa Niikura (WAD/Tokyo)
5th: Takeru Uchiyama (TiTech), Akira Kato (Tokyo)
7th: Mitsushi Ono (KDS)
8th: Thomas Mallon (Oxford/Tokyo), Ryotaro Tanaka (Tokyo)
10th: Takenori Hayashi (WAD)

Novice Best Speakers
1st: Yukiha Noda (Tokyo)
2nd: Chihiro Toya (KDS), Chiaki Hagimoto (ICU)
4th: Atsunaka Fukushima (Tokyo)
5th: Kazuki Yoshii (Tokyo), Kiyoshi Kawakami (Tokyo)

Breaking Adjudicators
1st: Kohki Sasaki (ICU)
2nd: Kohei PP Arakawa (ICU)
3rd: Sho Masuda (KDS)
4th: Shingo Fujita (WAD)
5th: Yoshito Ato (Tokyo)
6th: Go Shimizu (Hit-U)
7th: Keita Kurita (Tokyo)
8th: Ayane Nomura (ICU), Heyshiro Kanagawa (TiTech)
10th: Shota Ido (Tokyo)

Found him on FacebookImranさん池原さん、優勝おめでとうございます!
ImranさんはBest Speakerも受賞され、まさに王者の貫録を目の当たりにしました。

最後になりましたが、今回のJapan BPの運営メンバーをご紹介いたします。
Organizing Committee
Tournament Director: Masashige Takahashi (Tokyo)
Vice Tournament Director: Kanta Orihara (Seikei)
Communication Director: Tom Ohtsuka (Keio)
Financial Director: Hisashi Kato (Gakushuin)
Tournament Coordinator: Azusa Oshima (SHESS)
Tabulation Director: Takahiro Hashimoto (Tokyo)
Media Director: Naoko Arai (ICU)

Adjudication Core
Chief Adjudicator: Kon Noritaka (Hit-U)
Deputy Chief Adjudicator: April Broadbent (Nanzan), Junko Nakano (WAD), Kazuki Tokunaga (Tokyo), Shunichi Arai (ICU)

多くの方の支えがないと大会は運営できないということを、改めて実感する大会でした。今回の大会の運営のために教室を貸し出してくださった筑波大学様、奥の深い議題を練って作成してくださったACの皆様、2日間に欠けて遠い会場まで行って運営をしてくださった運営コミ、当日コミの皆様、また会場申請手続きのみならず貸切バスの手配など様々なロジを1人でこなしてくださった筑波大学の梶原さん、ありがとうございました。


今回は以上です!

第1回グローバルリーダー研究会

こんにちは。blog担当井上です。
今回は『第1回グローバルリーダー研究会』のご報告です!

この会は、英語検定協会様及び日本英語交流連盟様のご後援のもと、パーラメンタリー・ディベートに携わる全ての学生、並びに過去に関わったOBOGの皆様に、現在世界中の様々な場で社会を牽引してご活躍している方と直接お話したり、また質問や討論をしたりする機会を提供する場です。開催の背景を説明いたしますと、近年英語ディベートに取り組み、高い英語能力や将来的な海外での活躍への関心を備えている人が増えている中、英語検定協会様及び日本英語交流連盟様からこの流れを機に、英語ディベート経験者がその素質を活かして国際社会で活躍するのを後押ししたらいいのではないかとのご厚意から便宜を図って下さり、2014年11月11日(火)に 国際文化会館で第1回を開催する運びとなりました。(ちなみに私井上も折原(成蹊)と共に運営として参加しました。以降所々私の個人的感想が混ざります。)


最初導入として英語検定協会の会長である油井直次様からこのグローバルリーダー研究会の意義に関してお話を頂きました。日本を取り巻く国際社会の趨勢、およびその中でなぜ日本に『グローバルリーダー』が求められているのかが統計を用いながら具に分析されており、危機意識をひしひしと感じるような内容でした。

英語検定協会会長 油井直次様

そしてメインの講演ですが、今回は沼田貞昭様にお話しをいただきました。
(沼田貞昭様:東京大学法学部卒業。オックスフォード大学修士(哲学、政治、経済)。1966年、外務省入省。北米第一課長、軍縮会議日本政府代表部参事官、在英国特命全権公使、外務報道官、在パキスタン、カナダ特命全権大使などを歴任。インドネシア、米国、オーストラリアへの駐在経験もあるほか、総理通訳も務めた。2007年に退官し、2009年まで国際交流基金日米センター所長。現在、鹿島建設顧問、日本英語交流連盟会長、在日カナダ商工会議所特別顧問会長。 )

沼田貞昭様

元外交官として世界を舞台にご活躍されてきたご経験を基に、世界を相手にする心構え、日本を代表して公の場で話す時に重要なことなどを語っていただきました。会話の節々からご教養の高さが伝わり、かつ時折ジョークを交えながらお話を進められていて、約2時間ものお話だったにも拘らず引き込まれてあっという間に時間が過ぎて行きました。また、グローバルリーダーの研究会なら英語じゃないとということで、ご講演は全て英語で行われました。流暢かつ分かりやすい英語で、ディベーターとしても目指すべきマナーではないかと思います。

当日の一般参加者は高校生(渋谷学園渋谷高校)6名、大学生2名、社会人2名の計10名でした。
皆さん沼田様のお話に非常に関心を以て聞かれており、質疑応答の時間はひっきりなしに質問が続きました。皆様とても志が高く、きっとこういう問題意識を持っている方が世界を牽引する方になるんだろうなと感じ、参加者の皆様からも勉強させて頂きました。

御来場の皆さんありがとうございました!

アンケートでは皆さん今後もこのような研究会開催した方が良いとのことでしたので、ディベート界の皆様のご希望に応じてこのような機会も設けていけたらなと考えています。
ご要望などがございましたら、是非JPDUまでお問い合わせください。

以上、第1回グローバルリーダー研究会の報告でした。